愛知県 某清掃会社 段差補修工事 2020/08/13 今回は『倉庫入口の段差補修』です。 7cmの段差があると躓きやすく転倒した際、に怪我をする危険が高いです。バリアフリーの観点から見ても玄関前をゆるやかなスロープにすることで、歩行・車いす・キャリーバッグ等いずれでも気にせず通行できるようにする事が可能になります。 段差補修をコンクリートで補修すると・・・ 最低10cmの厚さが必要 工事着工から歩行可能になるまで3、4日程度 車による重歩行の場合は1週間程度(設計強度が出るまで4週間) コンクリート補強の場合だと上記の期間や条件が求められます。 下地がアスファルトである事と工期を短期工事にする為、今回の現場は施工後30分程度(夏場)で歩行可能で、アスファルトよりも強度のあるレッドコートRG-Aを提案しました。 施工現場 :愛知県の某清掃会社 依頼内容 : 屋外のコンクリートの段差補修 工事内容 : 段差補修 施工前の状況 下地処理の状況 ■カッター処理 施工範囲を決め、カッター処理を外周に行っていきます。 カッター処理は外周の基準線となるので基本は大型機械で真っすぐにカッター処理を行い、それが不可能な場所や状況の場合はチョークやテープで直線を出す、若しくは定規等で直線を出し施工を行います。 ■研磨処理 ウルトラサンダーで下地処理を行っていきます。粉塵対策として必ず集塵機付きの物を使用し、下地処理を行います。下地処理を行う際にアスファルトの劣化が激しい部分がないかの確認も行います。通常よりも過度に柔らかい場合や、欠損等が原因で薄い状態の下地にそのまま塗り重ねると、硬化時の収縮に堪え切れずに1日や2日で取れてしまう可能性もあるので注意が必要です。 今回の工事では対象では無かったのですが 塗装面に塗料が塗布してある 水分や油分が存在している 下地が浮いてしまっている 等の場合は古い塗膜や浮いている場所の撤去、剥離の原因になる物質の除去を塗装前に行う必要があります。 塗装の状況 ■プライマー塗布 ハツリと清掃を終えると、まずはプライマーの塗布を行います。 プライマーを塗布する目的は 塗料の接着性の向上 ピンホール対策(プライマーの上に塗布する塗料の表面に穴が開くのを防ぐ) プライマーを塗布する事で塗装面と下地の間に1層塗膜を形成し上記の効果があります。今回の場合一部タイル面に接着させるので、タイル面は塗布確認をいつも以上にしっかりと行います。下地にプライマーが吸い込まれてしまうと効果が薄くなってしまうので、その場合は2回塗装するなどの対策が必要です。また、プライマーの種類によっては薄く塗りすぎると硬化しない物やプライマーの上に塗装する塗料との相性が悪いと不具合が起きてしまう事もあるので注意し塗装します。 ■レッドコートRG-Aを塗布(下塗り) プライマーが硬化したことを確認。レッドコートRG-Aを金鏝で塗布していきます。RG-Aは2度に分け塗装を行い、1度目の塗装で大まかな勾配の調整2度目の塗装で細かい調整とスロープの形成を行います。 ■レッドコートRG-Aを塗布(中塗り) 下塗りが硬化したことを確認。レッドコートRG-Aの中塗りを行っていきます。この工程で仕上がりの大部分が決まるので細かい所に拘り、金鏝で仕上げます。 ■レッドコートRGトップコート塗布 レッドコートRGトップコート 硬化後に刷毛やローラーを用いトップコートを2回塗布します。 色のムラや吸い込みを無くす事 塗り残しを無くす事 トップコートが剥がれにくくなる事 2回塗装する理由は主に上記の3点です。 施工完了 ■トップコート塗布後30分~1時間(気温・湿度等で前後します)で解放。トップコート硬化後は自動車やリフトでの走行も可能です。 ■カラーバリエーション参考用 色見本帳(標準色) 今回使用した塗料はグリーンでしたが、カラーバリエーションも豊富で、ノンスリップや平滑化などの機能のバリエーションも複数あります。 赤文字の塗料は愛知レジンオリジナル塗料です。販売も可能ですので、是非、お問い合わせくださいませ。 工事や塗料のことで、ご質問・ご相談ありましたら お気軽にお問い合わせくださいませ! 高機能樹脂を取り扱った床塗装、防塵塗装をご検討中の方は、ぜひ弊社にご相談ください。 こちらでは、エポキシ樹脂・硬質ウレタンなど、耐久性に優れた塗装 工事を行っています。 弊社の所在地は愛知県にございますが、名古屋、三重、神奈川、横浜、東京、埼玉、千葉など幅広く対応しており、これまで多くのお客様のご要望に応えて参りました。 私たちの技術が皆様のお役に立てるよう徹底的にサポートいたしますので、ご依頼のある方はお気軽にお問い合わせください。 お問合わせ 052-351-4611 【営業時間】9:00 〜 17:00 お問合わせフォーム レジンブログ