静岡県 化学薬品工場 FRP防食工事 2021/03/10 今回は経年劣化した床面の改修事例です。 施工現場 : 静岡県 薬品工場 工事内容 :新築工事 施工内容の説明 ■使用する塗料は・・・ 今回はビニルエステル樹脂を用いワンプライ・ライニング工法で工事を行います。 ワンプライ・ライニング工法とは・・・FRPという一般的にガラス繊維と樹脂素材を混ぜて作られた強化繊維プラスチックを使用した工法で、施工面に使用するガラスマットの層数が増えると強度が増します。FRPは一般的に家庭の浴槽・屋上やベランダの防水工事・防食工事・薬品タンク・船舶の船底等に使用されます。特徴として・・・・防水性が高い・軽くて強度が高い・強度の酸やアルカリ性の薬品等に対して長期に渡り高い防食性を発揮・補修が行いやすい 等の特徴がある工法です。 ■施工前の状況 施工前の下地状況は新築のコンクリートです。状態がいいので、簡易的に表面を研磨による下地処理を行い、凹凸の除去と接着性の向上を図ります。 プライマーの塗布 刷毛とローラーを用いプライマーの塗布を行います。 プライマーを塗布することでガラスマットを張り付ける際に下地との接着性の向上が図れます。 パテ打ち 壁に縦に入っている目地はガラスマットを張り付ける際にそのまま残しておくと目地の場所に空間ができてしまい、そこに水分や薬品が入り込むと剥離の原因になってしまいます。 それらを防ぐために、施工範囲の水色で表示される個所にパテを打ち目地を塞ぎます。 ガラスマット貼り付け ビニルエステル樹脂を用い、ガラスマットの貼り付けを行います。 ガラスマットを張る際はジョイント箇所が最低50mm重なるように貼り付けマットが張られていない箇所が無いように貼り付けを行います。 今回の工事では無いですが、細すぎて手が入らないような箇所やローラーが入らないような場所は ガラス繊維入りの塗料で塗装を行う場合もあります。 脱泡処理 専用のローラーを用い下地とガラスマットの間に含まれている空気を抜いていきます。 脱泡を行う事で・・・ ガラスマットの接着性の向上 耐久性の向上 仕上がりの美観性の向上 荷重や摩耗によるガラスマットの剥離の防止 ガラスマットと下地の間に液体が溜まってしまう事の抑止 等の効果があります。 サーフェイスマットの貼り付け ガラスマットの上にサーフェイスマットを同じ要領で貼り付けます。 サーフェイスは『表面』という意味でガラスマットよりも薄く表面が滑らかな仕上げ用のガラスクロスです。 ガラスマットの接着性の向上 耐久性の向上 仕上がりの美観性の向上 荷重や摩耗によるガラスマットの剥離の防止 ガラスマットと下地の間に液体が溜まってしまう事の抑止 等の効果があります。 ガラスマット貼り付け完了 ガラスマット貼り付け完了です。 ガラスマットを張り付ける際は、赤い印がつけてある角ができる場所は特に空気が入りやすく角をきれいに収める技術が求められます。 トップコート塗布 刷毛・ローラーを用いトップコートを2回塗布します。1度目の塗装後に全体の研磨処理を行い、清掃後に2度目の塗装を行います。 施工完了 工事や塗料のことで、ご質問・ご相談ありましたら お気軽にお問い合わせくださいませ! 高機能樹脂を取り扱った床塗装、防塵塗装をご検討中の方は、ぜひ弊社にご相談ください。 こちらでは、エポキシ樹脂・硬質ウレタンなど、耐久性に優れた塗装 工事を行っています。 弊社の所在地は愛知県にございますが、名古屋、三重、神奈川、横浜、東京、埼玉、千葉など幅広く対応しており、これまで多くのお客様のご要望に応えて参りました。 私たちの技術が皆様のお役に立てるよう徹底的にサポートいたしますので、ご依頼のある方はお気軽にお問い合わせください。 お問合わせ 052-351-4611 【営業時間】9:00 〜 17:00 お問合わせフォーム インスタはこちら Instagram レジンブログ