石川県 食品工場 水性硬質ウレタン施工
2022/04/05
今回は経年劣化した床面の改修事例です。
施工現場 ：石川県 食品工場
依頼内容 ： 床面の改修・耐久性の向上・摩耗対策
工事内容 ：水性硬質ウレタンMM-R工法
施工内容の説明
■今回使用する塗料は･･･水性硬質ウレタンです。
水性硬質ウレタンとは･･･
主に食品工場や店舗の厨房に施工を行う際に取り扱う塗料です。
・熱湯などの高温に晒されても耐える事が可能
・抗菌性が高い
・虫よけのオプションがある。
・防滑性が高い
・耐汚染性が高い
等の特徴があります。
施工前の状況
写真ではわかりにくいですが経年劣化に加え、各所塗装が浮いてしまっている場所なども見受けられました。
経年劣化した床面をそのまま使用していると、コンクリートの腐食が進み･･･
- 建物の価値を損なう
- 劣化が進行すると改修工事を行う際に多大なコストと期間がかかる
- 食品工場の場合HACCP対応できていない状態に陥る
等のデメリットがある為、早めの改修をお勧めいたします。
私たち愛知レジンは
- 下地処理機械の選定 (保有機械業界No.1)
- プライマーや塗料の選定 (自社開発塗料有り)
- 下地の状態や晒される環境に対応した工法の選定 (実績多数)
- 短工期での施工
が可能です。
床面の劣化や塗装がすぐに剥がれてしまう事でお悩みの方は弊社にぜひご相談ください！
①養生(設備等の保護)
工事の際には埃や粉塵などが発生します。
施工施設の取扱商品・建物の形状・機械の配置・下地処理の方法に合わせ養生を行い、商品や設備の保護を行います。
②下地処理
■端部カッター処理(使用機械：G-50ENV)
・クラックが激しい場所のカッター処理
・塗膜のはがれを抑止する為にカッター処理
を行っていきます。
水性硬質ウレタンを塗装する場合はアンカー効果を高めるために端部以外にも数メートル間隔でカッター処理を行います。
■塗膜撤去
塗膜撤去の際は研削機を使用し塗膜の撤去を行うことが多いのですが、今回の場合コンクリートとの接着性がかなり低下していた為、手作業で撤去が可能でした。
■研磨処理(使用機械：K-30ENV)
旧塗膜撤去後にK-30ENVを使用し研磨処理を行っていきます。コンクリートが白くなるまで研削や他の下地処理方法でも同様で、表面が白くなるまで研磨を行います。
研磨処理を行うことで・・・
- 下地コンクリート表面の汚れや表面の劣化箇所を除去
- 細かい凹凸の平滑化
- 傷をつけることで塗料との接着性を増加
させることができます。
下地処理を正しく行う事で塗料の接着性が格段に上がり、塗装が長持ちします。
塗料の種類や下地の状況にもよりますが、基本的には
下地処理を行わずに表面のゴミを除去する程度で塗装すると塗料が短期間で剥離する原因になります。
塗装業者が機械を保有していない場合もありますので床面の塗装を依頼する際には、施工を行う会社に下地処理について確認してみる事をお勧めします。
■下地処理前
■下地処理後
■下地処理完了
下地処理が終わったら集塵機を用い、清掃を行います。
ゴミや粉塵が床面に残ったまま塗装を行った場合、不具合が発生する事や仕上がりが汚くなる可能性がある為、その点を意識して清掃を行います。
③下塗り
■下塗りを行う理由
- ピンホール(小さい穴が開いてしまう事)対策
- 美観性の向上
- 仕上げで使用する塗料の接着性の向上
- 床面の耐久性の向上
- 欠損部の補填
等が挙げられます。
■下塗りの状況
■下塗り完了
④研磨処理
- 下塗り硬化後に塗装面全面に研磨処理を行います。
- 研磨処理を行うことで･･･
- 細かい突起物の削除
- 傷を付けることで接着性を向上
- 下塗りの際に付着したゴミの除去
を行うことができます。
⑤骨材散布/トップコート
- 骨材散布を行いながらトップコートの塗布を行います。
- 散布する骨材の種類やサイズを変えることで防滑性の程度を調整することが可能です。
■施工完了
■拡大図
塗装完了です。
塗装後は５時間程度で硬化が完了します。
耐久性の高い綺麗な床に仕上がりました。
今回はグリーンでの塗装ですが、塗料の色は様々なカラーバリエーションの物を取り扱っております。
