愛知県食品工場 屋外段差補修工事
2021/02/04
今回は『激しい段差』に悩まされていた、コンクリート箇所の補修工事です。
段差が5mm程度ならそんなに気にならないかもしれませんが2cm,3cmと高低差が出てくると通常の歩行時に転倒するリスクが上がりますし、
車両やリフトで走行する際にストレスを感じる事や衝撃で商品に傷がついてしまう事態に陥る事もあります。
段差が発生する原因として･･･
段差が発生する原因として･･･
- 車両による重歩行が原因で地面が陥没してしまう
- 経年劣化による欠損で部分的に段差が発生する
施工内容の説明
■施工前の状況
リフトが頻繁に通行する場所で、繰り返し荷重による負荷がかかる事で部分的に陥没や欠損が見られます。
また、完全にひび割れが起こり、剥離している箇所は撤去し補填を行ってから塗装し仕上げます。
■下地処理
端部にカッター処理を行い、施工範囲を下地が白くなるまで削ります。
また、クラック(ひび割れ)が激しい場所や剥離が起きている場所はエアーハンマーを使用し下地の撤去を行います。
下地処理を行う事で･･･
- 施工の範囲を決める
- 端部に溝を作り塗料を流し込む事により塗料と下地との接着性を増加させる
- 剥離している場所がある場合は除去する
- クラックが同じ場所に入りにくくなる
等の効果があります。
全面下地処理完了です。
一部10cm以上除去した箇所が出てきてしまったのですが、除去せずに塗装を行うと欠損やひび割れがすぐに生まれてしまう可能性があるので撤去後に塗装前に補填を行います。
■下地調整
下地処理と清掃が完了後、金鏝を用い速乾性のモルタルを打設し、下地調整を行います。
■プライマー塗布
モルタル層硬化後、ローラーや刷毛を用いプライマーの塗布を行います。
プライマーを塗布する目的は
- 下地と塗料の接着性の増加
- ピンホール(塗装時に下から出てくる空気等の影響で穴が開く事)対策
等が挙げられます。
今回使用するプライマーは
- 対応温度外では硬化しない(-10℃～35℃)可能性がある。
- 薄く塗りすぎると硬化しない可能性がある。
■上塗り
レッドコートRGを用い塗装
- 細かい高低差調整
- 施工範囲の平滑化
を行います。
■骨材散布
上塗り時に骨材の散布を行い、防滑性の向上を図ります。
■トップコートの塗布
トップコートを2回塗布し施工完了です。
■施工完了
今回使用した塗料はグレーでしたが、カラーバリエーションも豊富で、ノンスリップや平滑化などの機能のバリエーションも複数あります。
赤文字の塗料は愛知レジンオリジナル塗料です。
販売も可能ですので、是非、お問い合わせくださいませ。
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