愛知県 製造工場 樹脂モルタル工法(打ち継ぎ目地の改修) 2021/08/17 今回は既存の工場と増築した工場の間に走る目地の改修事例です。 施工現場 : 愛知県製造工場 工事内容 :レッドコートEXによる樹脂モルタル平滑工法/目地のクラック対策 施工内容の説明 ■使用する塗料は・・・ 今回はレッドコートEXとレッドコートRMを使用します。 ・劣化した下地の除去 ・樹脂モルタルを打設 ・目止め ・上塗り ・目地の作成 ・シーリング処理 の順で作業を行っていきます。 施工前の状況 ■施工前の状況 既存の工場と増築を行った工場の間にある目地の場所が盛り上がり、段差が発生しています。段差が残ったままでは台車での通行やリフト走行の際に問題が生じてしまいます。 不具合が発生した原因 基本的に目地の上に行った塗装は非常に割れやすいです。その理由として・・・ ・目地の部分は負荷のかかり方が違う事・場所や状況により、下地の収縮(下地の動き)の大きさが違う事等が挙げられます。 また、同じ時期に打設されたコンクリート同士でも気温による温度差や地震などによる収縮(下地の動き)の大きさは異なりますが、既存の建物のコンクリートと新しく増築した建物のコンクリートの場合、下地の収縮(下地の動き)に非常に大きな差が出るため、目地上で不具合が発生する確率は非常に高くなります。 下地処理 ■端部カッター処理 ■下地処理 ・端部のカッター処理・ハツリによる下地の撤去・研削による劣化した下地の除去 を行います。 下地の状況に合わせ、油の除去・古い塗膜の除去・接着性の低い箇所の撤去等を行い下地処理を正しく行う事で塗料の接着性が格段に上がり、塗装が長持ちします。下地の状況にもよりますが、基本的には下地処理を行わずに表面のゴミを除去する程度で塗装すると塗料が短期間で剥離する原因になりますので床面の塗装を依頼する際には、下地処理について一度確認してみる事をお勧めします。 ■下地処理完了 樹脂モルタル打設 ■タックコート 刷毛、ローラーを用いラックコートの塗布を行います。 タックコートを塗布する事でモルタル層の接着性を向上させる効果があります。 ■樹脂モルタル打設 混合珪砂とレッドコートRMを混合した樹脂モルタルを金鏝を用い打設していきます。樹脂モルタルを打設する目的は 下地のコンクリートから発生する水分対策 高低差の調整 仕上げで使用する塗料の接着性の向上 床面の耐久性の向上 等が挙げられます。 レッドコートEX塗装 ■目止め レッドコートEXを用い目止めを行います。 目止めを行う事で 細かい高低差の調整 仕上げ塗料の接着性の向上 樹脂モルタル層の塗料の吸い込みを防止 床面の耐久性の向上 上記の効果があります。 ■上塗り 金鏝を用いレッドコートEXで上塗りを行います。 床面は一見平滑に見えるのですが、場所により高低差があります。 塗装を行う際は手の感覚のみでミリ単位の厚みの修正をかけながら塗装を行うので長年の経験が必要になってきます。 樹脂モルタル打設 ■目地の作成 本来は『上塗り』で施工完了なのですが、上塗りで仕上げ、工事を終了した場合・・・同じように割れてしまう確率が非常に高いです。目地上での盛り上がりや欠損、クラックの発生を防ぐために目地の入っている箇所にカッター処理を行い、シーリング処理を行い仕上げます。 ■シーリング処理 本来は『上塗り』で施工完了なのですが、上塗りで仕上げ、工事を終了した場合・・・同じように割れてしまう確率が非常に高いです。目地上での盛り上がりや欠損、クラックの発生を防ぐために目地の入っている箇所にカッター処理を行い、シーリング処理を行い仕上げます。 施工完了 シーリングの幅が5mm~10mm程度であるため、下地の動きが激しい場合でも表面の不具合を抑制しつつ、リフト走行などの負荷に耐えることが可能となっています。 赤文字の塗料は愛知レジンオリジナル塗料です。 販売も可能ですので、是非、お問い合わせくださいませ。 工事や塗料のことで、ご質問・ご相談ありましたら お気軽にお問い合わせくださいませ! 高機能樹脂を取り扱った床塗装、防塵塗装をご検討中の方は、ぜひ弊社にご相談ください。 こちらでは、エポキシ樹脂・硬質ウレタンなど、耐久性に優れた塗装 工事を行っています。 弊社の所在地は愛知県にございますが、名古屋、三重、神奈川、横浜、東京、埼玉、千葉など幅広く対応しており、これまで多くのお客様のご要望に応えて参りました。 私たちの技術が皆様のお役に立てるよう徹底的にサポートいたしますので、ご依頼のある方はお気軽にお問い合わせください。 お問合わせ 052-351-4611 【営業時間】9:00 〜 17:00 お問合わせフォーム インスタはこちら Instagram レジンブログ